ピラティスとは
ピラティスとはドイツ人の男性、ジョセフ・ピラティス氏によって医学的根拠に基づき解剖学をベースに考案された【正しい呼吸法と正しいからだの動かし方】にフォーカスしたエクササイズです。
歴史的背景
◇ピラティス氏の誕生◇
1883年12月9日、ドイツのメンヘングラートバッハに産まれたピラティス氏は幼少期から喘息をはじめリウマチ熱やくる病などを患う虚弱体質でした。それらを克服するために禅やヨガ・スキー・ボクシング・体操などと幅広く運動に取り組んだ背景があります。また、古代ギリシャやローマ軍隊の厳しいトレーニングやエクササイズについても研究を重ねていきました。
◇コントロロジーの誕生◇
研究を重ねていくうちに、次第に彼は現代のライフスタイルや悪い姿勢が非能率的な呼吸につながり健康に大きく影響すると考えるようになりました。そこから彼独自のプログラム「正しい呼吸とからだの動かし方にフォーカスしたエクササイズ」(コントロロジー)を考案し実行していきます。
※コントロロジーとは、コントロール + ロジックの文字からなるピラティス氏によってつくられた造語で当時は学問として普及されていた。
◇リハビリとピラティス◇
1914年に第一次世界大戦が起こった際には、ベッドで寝たままでも行える負傷兵の方の【リハビリ】として行われていました。この事からピラティスは誰にでも取り組めるエクササイズであり、私達ひとりひとりの健康と日常生活を支えるものと言えます。
◇調和◇
Body Mind Spirit (からだ・こころ・精神)彼の生涯をかけて創りあげられたピラティスメソッドは、からだのみならず心や精神にも働きかけます。物資的なからだを整えていく事で心も軽やかになり精神を調和し、心身ともに健康である事を可能にします。
◇マインドフルネス◇
ピラティスの動きには一つ一つ意図があり、行う回数よりも質が重視され機能的なからだの動かし方が計算されていています。エクササイズ中はご自身のからだに意識を向けて筋肉や骨、関節の1つ1つの動きを感じながら行うことから別名【動く瞑想】とも言われております。